必読のコミック!スポーツ漫画の金字塔「スラムダンク:井上雄彦」徹底解剖!
とういうことで今回のオススメ漫画は言わずと知れたスポーツ少年漫画!
「スラムダンク」です。
今更、「言われなくても知ってるよー」「読んだことあるしー」とそんな声が聞こえてきそうですが、いやいやもう一度考えてみて下さい。
じゃあ、なぜ私たちはこの「スラムダンク」という漫画に夢中になり今なお語り継がれる漫画になっているのか!?
スラムダンクを読んで中高とバスケに捧げた私と振り返っていこうじゃありませんか!
目次
- 作品紹介
- メンバー紹介
- 各キャラの役割
- 終わりに
- 商品紹介
作品紹介
本作スラムダンクはバスケットボールを題材にした井上雄彦による日本の少年漫画。『週刊少年ジャンプ』にて、1990年から1996年にかけて全276話にわたり連載された。
当時、バスケット漫画はヒットしないという編集部の予想を大きくくつがえしコミック全31巻、総累計1億2029部(1億2029万部はワンピース、ドラゴンボールなどに次いで日本歴代9位の発行部数)の大ヒットとなった。
なお、単行本第21-23巻の初版発行部数250万部は当時としては最高記録。
キャラクター紹介
桜木花道
湘北高校1年 ポディションPF 身長188㎝ 体重83Kg 誕生日4月1日
高校入学後、廊下で同級生の赤木晴子に自身の長身と筋肉、身体能力の高さを見出された花道は彼女にバスケット部への入部を薦められる。花道は晴子に一目惚れし、バスケットボールは全くの初心者であるにもかかわらず、晴子目当てに入部。
高校からバスケットをバスケットを始めるもその長身と身体能力でスタメンに抜擢!
驚異的なジャンプ力でリバウンド力を開花していく。
流川楓
湘北高校1年 ポディションSF 身長187㎝ 体重75㎝ 誕生日1月1日
中学時代からバスケットのスタープレイヤーで無口で無愛想だが親衛隊ができるほど女の子によくモテる(ちなみに桜木が好きな赤木晴子も流川にぞっこんである。)
しかし、そのバスケセンスは抜群で桜木に負けず劣らず身体能力は高く、ダブルクラッチでディフェンスをかわしダンクを叩き込むという離れ技をやってのけるシーンもある。
赤木剛憲
湘北高校3年 ポディションC 身長197㎝ 体重93㎝ 誕生日5月10日
湘北バスケ部主将。1年の頃から全国制覇を夢見ており全国クラスの実力を持ちながらチームメイトに恵まれず毎年1回戦負けの不遇の2年間をおくっていた。(赤木晴子の兄)「ゴール下のキングコング」の異名を持つプレイヤー。
宮城リョータ
湘北高校2年 ポディションPG 身長168cm 体重59kg 誕生日7月31日
低身長だがディフェンダーを一瞬で置き去りにするスピードとクイックネスの持ち主。
マネージャーの彩子に片思い中!
三井寿
湘北高校3年 ポディションSG 身長184㎝ 体重70Kg 誕生日5月22日
中学の頃、県大会でMVPになるほどの実力を持ち、県大会の決勝戦諦めそうになった三井に「諦めたらそこで試合終了だよ」という助言を受け逆転勝利する。
その安西先生の師事を受けるため鳴り物入りで湘北へ入部し,赤木とライバル関係になった三井だが膝の怪我でバスケ部を退部し不良になってしまう。
それから2年後,3年になった三井は宮城との事件をきっかけにバスケ部に復帰を果たす。
木暮公延
湘北高校3年 ポディションSG 身長178㎝ 体重62㎝ 誕生日7月12日
赤木と中高と同級生で1年から赤木を支える副キャプテン。ベンチをあたためるシックスマン。
各キャラの役割
私が思うにスラムダンクが売れている要因は数々あると思います。三井の「バスケがしたいです。」とか桜木の「ヤマオーは俺が倒すby天才桜木」とか数々の名言があるとか。汗の描写がすごい絵がとても上手いとかギャグが面白いとか・・・。数々あると思います。
しかしその中で僕が着目したのは各キャラの役割です。
井上雄彦先生の作品はさまざまな読者層を共感させるキャラ配置と各キャラの役割をモデルになった選手と合わせてひとりひとり見て行きましょう。
桜木花道 モデルになった選手
桜木の役割は「初心者」です。
レイアップの練習してできるようになったりゴール下の練習して試合でどんどん活躍していく姿。自分にできないことは工夫してフリースローを下から打ってみたり、少しでもみんなに追いつこうとしている姿にまだバスケをしていない初心者だった僕たちは熱くなりました。
桜木が2万本シュート練習をしている時「もうちょっとボールは高く上げた方がいいかな、明日オヤジに聞いてみよう」とつぶやいていたり、朝早く自主練する姿はこれからバスケを始める皆さんの鏡になる姿だと思います。
流川楓 モデルになった選手
流川の役割は絶対的な「エース」です。
強い勝ちへの執念を持ち、不屈の精神で試合をヒックリ返す。ダンク、3P、ダブルクラッチあらゆるプレイで敵を圧倒するまさにマイケルジョーダンのようなスーパースター。
流川をもっとも象徴するセリフがこちら
「日本一の選手ってどんな選手だと思う?
きっとチームを日本一に導く選手だと思うんだよな 俺はそれになる
一歩もひく気はねーぜ」
シビれました!
赤木剛憲 モデルになった選手
赤木の役割は「弱小チーム」です。
赤木は毎年1回戦負けの弱小チームにおいて、海南の牧が「もったいないなあのセンター」と言わせるほどの選手です。
全国レベルの選手なのに湘北という弱小チームで周りとのギャップに苦しみます。
あるときは「お前とバスケするの息苦しいよ」と言われ。
またあるときは点差が10点開いたところで諦める周りの選手と諦めない赤木という対比があったり。
最後には赤木は心強い仲間を得てその才能を開花し、仲間のために体を張るようになります。
(この赤木のエピソードはモデルとなったデビットロビンソンとまんま重なります。
ロビンソンはスパーズでエースでしたが長年優勝できませんでした。そんな時ルーキーにティムダンカンが入団してきます。ダンカンの資質に気づいたロビンソンはダンカンにエースの座を譲りダンカンをフォローする裏方に回ることでチャンピオンリングを手にしたのでした。)
宮城リョータ モデルになった選手
宮城の役割は「チビ」
牧184㎝・深津180㎝といった相手に宮城は168㎝という低身長で相対していきます。
その低身長ながら得意のドリブルとクイックネスそしてパスセンスで並み居る大男達を切り裂きます。
身長が低い読者は彼に感情移入して読んでいたんじゃないでしょうか?
このセリフはあまりスラムダンクを知らない人も聞いたことあるかも知れませんね。
「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ」
三井寿 モデルになった選手
三井の役割は「挫折」です。
三井は中学県大会MVPという肩書きで鳴り物入りで湘北に入学してきました。
周囲の羨望を浴びながら輝かしい未来を属望されていました。
そんな中、膝の怪我によりコートを離れ一時期は不良に身を落としていました。
きっと怪我に苦しんだ人やバスケ部に入部したものの退部してしまった人は大いに感情移入したんじゃないでしょうか?
挫折からの復帰それが彼の役割なんです。
木暮公延 モデルになった選手
木暮に与えられた役割は「ベンチメンバー」です。
影でチームを支えるシックスマンです。
そんな彼を一番物語っているセリフが陵南監督田岡茂一のこちら。
「あいつも三年間頑張ってきた男なんだ侮ってはいけなかった。」
終わりに
どうでしたでしょうか??
いかにスラムダンクが読者目線で万人に楽しんでもらえるように作られているかが分かってもらえたと思います。
「正直、売れて当然じゃない」
と思います。完結して20年以上たつ作品ですが今読んでもまったく古くなってないです。
今も当時と同じような気持ちで感動できます。
これからバスケットを始める子供達にも是非読んでほしい。
当時読んでいた子供の親御さん達も是非自分の子供達にすすめてほしいしこの記事を読んでいる皆さんにももう一度読んでほしいです。
僕もこの記事を書くにあたってもう一度読み返しましたが忘れてたところや好きなセリフに改めて感動しました。
良かったら是非もう一度読んでみてください。