POPLUCK

Good luck to all the people

漫画を5000冊読んだ俺が選ぶ隠れた名作5選!!

 

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「ワンピースが面白い」そらそーでしょう。「鬼滅の刃」が今キテル、確かに面白いです。しかし世の中には隠れた名作というものがございます。

 

「なんでもっと売れてないのか?」「人気がないのか?」

5000冊の漫画を読んだ私が、そんな隠れた名作の中からよりすぐりの作品を皆さんに紹介します。必ず後悔させません。それではこちらがラインナップです。

(このページは大いにネタバレを含みます。気になる方は目次だけ読んで漫画読んでね!)

 

目次

  • 5位『アゲイン!!』久保ミツロウ
  • 4位『かくかくしかじか』東村アキコ
  • 3位『荒ぶる季節の乙女どもよ』岡田麿里(原作)絵本奈央(漫画)
  • 2位『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)石塚真一
  • 1位『ラストイニング―私立彩珠学院高校野球部の逆襲』原作:神尾龍、監修:加藤潔、作画:中原裕
  • 終わりに〜

アゲイン!!

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アゲイン

『週刊少年マガジン』(講談社)にて2011年19号から2014年19号まで連載。映画化された「モテキ」で有名な」久保ミツロウ先生の作品、私はモテキより圧倒的にこちらのほうが好きです。

 

今村 金一郎(いまむら きんいちろう)金髪で長髪、根暗で眉なし。

周囲の住民や同級生からは不良と勘違いされ、根はイイやつなのに避けられ続け、

勧誘された応援団に興味を持つも何もできないまま卒業式を迎る。そしてひょんなことから階段から落ち

 

高校1年にタイムスリップして過去をやり直し応援団に入るのだった。

 

的な、とまぁここまでは従来どうりのタイムスリップものかぁ。と思ったと思います。

じゃあ何が面白いのって話になるんですが、入った応援団は宇佐美応援団長(黒髪に太眉で、今村とは正反対)

 

その応援団は宇佐美が事件を起こし宇佐美の代で廃部されていることを思い出した今村が宇佐美を救うべく馴れない応援団に入部し過去を変えていくわけです。

 

その中での今村の変わってイキっぷりが笑えるのです。

 

タイムスリップ前は話したことない女の子とお昼にご飯食べるようになったり、応援団に入ったことで知り合ったチア部の子に告白されたり(とにかく今村はよくモテますw)文化祭でミュージカルやったり。

 

そんな今村の変化が魅力です。少しでも気になった方は漫画喫茶でイッキ読みしてみてください(全12巻なんで読みやすいと思います)。

 

アゲイン!! コミック 全12巻完結セット (KCデラックス)

 

かくかくしかじか

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かくがくしかじか

『Cocohana』(集英社)2012年1月号から2015年3月号まで連載された。

東村アキコ先生といえば「東京タラレバ娘」・映画化された「海月姫」・「ママはテンパリスト」なんかが有名なんじゃないでしょうか??

 

しかし、これを忘れてはいけません。

基本的にはエッセイ漫画です、東村先生がどうやって美大に合格し漫画家を志し今に至るのかという、あたかも栄光に彩られたサクセスストーリーなのかと思いきや本編を読むと一切そんなことはありませんw。

 

小さい頃から少女漫画が好きで漫画家になりたいと読みあさっていた幼少期を経て、高校生になり美大に入るために通った絵画教室の先生は日高先生(のちのち東村先生にとってかけがえのない恩師になるのですが)は竹刀を片手にデッサンばかり何枚も描かせる暴力先生だったり。

 

美大の筆記試験はマークシートをダウジングで答えを割り出し合格したり、美大に入ったら在学中にデビューして親を説得すると目標を立てるも、遊びまわって1枚も漫画など書かなかったり。

 

そして美大を卒業して就職するも仕事が嫌で仕事を辞めるために渋々漫画を書き始めます。

 

などなど東村先生にとって良いところも悪いところも惜しげもなく赤裸々に書かれています。そして日高先生との師弟愛がまたいいのです、文章では語りきれませんが、最終回アシスタントの皆さんが涙したというほどです。(もちろん僕も泣きました。)

 

涙あり笑いありの全5巻です。短く読みやすいので是非1度手に取って読んでみてください。

 

かくかくしかじか コミック 全5巻完結セット (愛蔵版コミックス)

 

荒ぶる季節の乙女どもよ

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荒ぶる季節の乙女どもよ


『別冊少年マガジン』(講談社)にて、2017年1月号(2016年12月9日発売)から2019年10月号(同年9月9日発売)まで連載 。

 

この漫画は文芸部(小説などを音読したり本の意見を言い合う)の女子高生5人の乙女が題材図書に性的な描写があったことをきっかけに性についてあーでもない、こーでもないと言い合う漫画です。

 

正直、どこがどう面白いのかと言われれば大変難しい。

 

僕がこの漫画すげぇなと思ったのはずっと幼馴染でお隣さんの泉くんという男の子がいるのですが、この子は主人公(和紗)と一緒に育って仲が良いのですが思春期に入って

 お互い両思いっぽいんだけど微妙な関係だった訳です。

 

そんな折、和紗のお母さんから頼まれ泉くんに夕食のおかずを届けに行ったところ、呼び鈴に応答がなく、泉くんの家のドアが空いてたので勝手に入った和紗は泉くんの恥ずかしいところを(想像におまかせします笑)目撃して叫んで飛び出して行ってしまししまいます。

 

私はこれを見たときに「この漫画スゲぇな」と漫画のヒロインがヒーローのあんな現場を目撃するって、いやそれだけじゃないんですけどそれも含めてすごい面白いです。

 

『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)

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BLUE GIANT

『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)は、石塚真一による日本の漫画。ジャズを題材とした作品で、『ビッグコミック』(小学館)にて2013年10号から現在まで題名を変えながら日本-ヨーロッパ-アメリカと続いています。

 

宮本大は真っ直ぐな性格の持ち主だが、将来何をしたいのか分からず学生生活を送っていた。ある日聴いたジャズの曲に興味を惹かれ、初めて訪れたライブハウスでジャズの演奏を目の当たりにしたことで、サックスプレーヤーを目指すことを決意。

 

とまぁそんな感じで真っ直ぐでひたむきな主人公の宮本大なんですがまっすぐ過ぎます。

 

高校3年の部活を引退してから、毎日、毎日、毎日、毎日、学校終わってから深夜まで楽譜も持たず、ipodの音源だけを頼りに川原でトンネルで吹いて吹いて吹きまくります。

 

そりゃそんだけ吹いてりゃあ上手くもなるだろうと思わせるような主人公です。

 

しかし、いざライブに出てみると音がでかいだけ周りにも合わせられず、ライブハウスの常連客からダメを出されたりもします、そんな中恩師にであったり良きメンバーに出会い切磋琢磨していくわけです。

 

何者でもなかった主人公宮本大がさまざまな国でさまざま人に出会い成長し成り上がっていく姿は誠に壮観です。

泣きそうになるようなシーンも多数あるので一緒に感動して下さい。

 

ラストイニング―私立彩珠学院高校野球部の逆襲

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ラストイニング

とうとうきました、オススメしたい漫画第1位もうこれをススメたくてこの記事を書いたと言っても過言ではない高校野球漫画を根底から覆す名作です。

 

 作画の中原裕は、努力と根性があれば何とかなるというありがちなスポ根にはしたくなかった、格上のチームに勝つには土台となるだけの実力と、相手を分析しての作戦が不可欠だと思うと語っている(Wikipedia引用)

 

そうなんです、決してスポ根ではないのです。

 

ましてや160キロ投げる投手が出てくる訳でもなければ柵越連発のバッターが出てくる訳でもない、ましてや主人公は監督です。

 

軽くストーリを説明しますと、

 

36年前の甲子園で初出場初優勝 が今では万年一回戦負けの弱小校に、そして学校の経費削減の為、1年で甲子園に行けなければ廃部の危機に陥ります。

 

そんな中、監督に白羽の矢が立ったのがOBの、13年前彩学のキャプテンだった主人公鳩ヶ谷圭輔。

 

しかしこの鳩ヶ谷(ポッポ)は最後の夏過去に審判のジャッジに激昂し殴ってしまった過去を持ち、今ではインチキセールスマン(トップセールスマンでした。)として生計を立てていた。

 

初めはいやいや、やっていた監督業も自分の采配や理論が選手に浸透し成長していく姿に徐々にやりがいを見いだしていく。

 

とまぁそんなところです。

 

それでは最後にこれを見れば他の野球漫画とは違うとわかってもらえる名言をいくつか紹介して終わりにしたいと思います。

 

「人生はナンバーワンじゃなきゃいみねぇんだ。"勝ち"を続けなきゃよぉ・・・」「どこで負けても一緒だ。」

 

「テメェ・・・負け試合の悔しさで夜中に目が覚める・・・そんな思い、したことあんのか?」 

 

「さわやか・ひたむき・正々堂々、禁止」

 

「下手な奴とは口をきくな!下手はうつる」

 

ナイスゲームなんて負けた奴が言うセリフだ‼︎ 

 

終わりに〜

いかがでしたでしょうか??

少しでも手に取ってみようと思って頂けましたでしょうか?

 

知ってるよと思った方もいるかもしれませんがどうしてもこの5タイトルはススメておきたかったのです。

 

私は漫画が大好きです、漫画家になろうと思ったこともあるくらい好きなんです。

 

だから今ブームになっている作品だけじゃなく、その影に隠れている名作を誰でも知ってるような作品になる手助けになるよう少しでも貢献できればいいなぁと思いこの記事を書いた次第です。

 

一冊でも手に取って頂けると幸いです。